Paris-Brest-Paris 2023②~前日編~
前回の記事はこちらです。
オダ近ツアーでフランスへ
今回のPBPが初海外ということもあり、まったく勝手がわからないため、オダックス近畿のPBPツアーでフランス入りしました。
日程は飛行機の結構やらなんやらで、パリ着がPBP2日前の夜で一晩あけたら事前受付を行い、翌日スタートというタイトなスケジュールになりました。
集まる輪行箱たち
ツアーの宿泊先はスタートゴールのランブイエから20km程離れたドゥルダンという町のホテルでした。
部屋は2人部屋です。
日本のシングルベッドより絶妙に細いベッドと独特のフランスの家の匂いがしました。
朝ごはんはバイキング形式。
クロワッサンがやたらと美味しい!
チーズとジュースも美味しいし牛乳が自然な甘さでびっくりしました。
ホテルのご厚意で小ホールに自転車関係を置いていいということでみんなで最後のセッティング等を行い事前受付に向かいます。
そして、やつが来ました。
メカトラブルです。
このタイミングでレックマウントのねじを破壊しました
☆(ゝω・)
両持ちの片方が壊れただけなので、とりあえず生きてる方を恐る恐る閉めて(笑)
もう片方をビニールテープでとりあえず固定。
最悪折れても大丈夫なようにDHバーにもサイコンのマウントを取り付け、トラブルは全部起きたと信じてセッティング完了!
事前受付へ
朝食を腹いっぱい食べて、ブルベカードやその他色々を受け取りにランブイエの会場へ行く予定でしたが…
外はそれなりに雨
天気予報を見たら昼過ぎには止むかも…ということで昼過ぎまで待つことに。
雨装備で出発する他の参加者を見送りつつ時間をつぶします。
昼近くでも雨が止まない…
少し小降りになってきたので、お腹空いたし近くのマクドナルドで昼ご飯食べない?と残ったメンバーを誘いマクドナルドに。
フランスのマクドナルドの注文方法に手こずりつつもオーダー完了!
フランス限定メニューをいただきました。
セットで1,600円くらいする高級マクドでした…
そんなこんなで雨もやみ、外は晴れてきたのでいざランブイエへ!
ランブイエで受付
ドゥルダンからランブイエまでの20kmをゆるゆると走ります。
写真のような開けた場所と、森の中をひたすら走ります。
途中で他の国のランドナーが車の中から応援してくれたりと、日本とは全く違う反応…
信号がほとんど無いので1時間ちょっとでランブイエに到着しました。
受付場所に迷いながらも他の日本人に道を聞いて受付まで到着(笑)
ブルベカード等色々受け取る時に英語で説明してくれるのですが、正直何言ってるわかんない(´・ω・`)
多分失くすなよとか、ベストのサイズとか色々言ってくれてるのでとりあえず「yes!」「ok!」「yeah!」「merci!」この4つで乗り切りました。
受付場所のランブイエ城の羊牧場
受付を終えてフランスの町を少し散策しました。
ランブイエ城近くはサイクリスト達で溢れかえり、お祭りみたいな状態でした。
本番は明日なのに、もう満足してる自分がいる(´・ω・`)
何名か知り合いにも会い、ホテルに戻ります。
近くのスーパーで買い出しを行い、明日頑張ろうの会を開いて各々部屋に戻ります。
一晩寝れば、パリブレストパリが始まる…
そんなことを考えながらクーラーの無い部屋で寝ます…
Paris-Brest-Paris 2023①~機材編~
タイトルにもありますが、
パリブレストパリに出場し、時間内完走しました(^^)
ブログを立ち上げたきっかけがSRを取った記念でしたが、ついにパリブレストパリ(以下PBP)に出るとは…
自分の記録と、次回PBPに参加する方の参考にでもなればと1年間放置していたブログを久しぶりに立ち上げました。
かなりの長文になるかもですが、感想やら楽しさやら準備等を長々と書いていこうと思います。
PBP出走時の走った人の特徴等
・年齢 37歳
・体重 大体85kgくらい(身長は182cm、がっちりムチムチです)
・過去のBRM等
20220715近畿1,000kmを時間内完走
600kmは仮眠2時間程で36時間台で完走
400kmは仮眠無しで24時間切ったり切らなかったり。
六甲山(逆瀬川~一軒茶屋)は1時間切れません。登りが苦手です。
ロードバイクの装備等
・フレーム
オーダークロモリフレーム(TADA)
1インチのスレッドステムです。
フロントフォークにライトマウント、ダウンチューブにボトルケージを付けれるようにしています。
スレッドステムの理由はカッコいいからです。
・ホイールとタイヤ
手組ホイールです。
家の近くの10daysbicyclestoreというお店で組んでもらいました。
油圧ディスクやDI2にカーボンフレーム等のシリアス系というより、ピストバイクからママチャリも取り扱っている、おしゃれな楽しくゆるい感じのお店です。
構成は
リム HplusSon ARCHETYPE(32H)
スポーク、ニップル おまかせ
手組ホイールにした理由はカッコ(略)
実際、完組ホイールより重量は増えますが、クロモリフレームと相まって衝撃は吸収します。
後、ハブの回転がニュッルニュルで気持ちいい(笑)
今までトラブルが起きていないし、転がり、グリップも好みで個人的にはイチオシタイヤです。
DHバー
PBP用の秘密兵器として投入しました(事前に600kmでテスト済み)
プロファイルデザインのアルミ製に5cmくらいのスペーサーを入れています。
深い前景姿勢によるエアロ効果もありますが、ポジションの増加と、手の負担の軽減がメインです。
肘置きの部分がとても手を置きやすいんです(笑)
サドル
ファブリックのフラットです。
いつもはセライタリアのフライト1990を使用していますが、フライトは450kmを超えてくると股の間がヒリヒリする+先端にクッションが少なくDHバーポジションを取ると股へのダメージがヤバいので、600km以上のブルベの時はファブリックを使っています。
今はファブリックはキャノンデール名義でサドルを出しているんでしたかね…
ファブリックの方が見た目好みなのに…(´・ω・`)
各バッグ類
サドルバッグ、フレームバッグ、トップチューブのバッグの装備です。
メーカーはREVELATE DESIGN(レベレイトデザイン)で統一。
理由はカッ(略)
トップチューブバッグ(マグタンク)
磁石でフタの開閉ができる優れものです。
基本的に補給食(スポーツ羊羹・アミノバイタル)とGPS用の乾電池を入れています。
フレームバッグ
大き目の補給食(「イシイの佰にぎり」というおにぎり)を3つ
モバイルバッテリー1つ
結束バンド何本か
サドルバッグ(ビスカチャ14L 廃盤?)
モンベル サイクルレインジャケット
モンベル スーパーストレッチサイクルレインパンツ
モンベル サイクルレインシューズカバー
上記の雨具兼防寒着とテムレスグローブに、SNS等で定期的に物販しているPEKOさんの軽量輪行袋を万が一の撤退用+簡易寝袋として入れています。
あと、万が一のために予備チューブ1本とエマージェンシーシートを1つ。
各バッグ類はある程度余裕を持たせた量にしています。
焦っている時や、夜の悪天候時に一人でトラブルが起きた時にきれいにパッキングしなおす事は自分の性格的に不可能だと思い、適当に詰め込んでも良いようにしています(笑)
ツール缶
BBBのツール缶です。
中身は
チューブ1本
携帯工具
パークツール タイヤブート
パナレーサー 緊急用パッチ
パナレーサー タイヤレバー×3
いつもと変わらない構成です。
ライト
・フロント
ボルト800ネオ×1(左フォーク)
ボルト800×1(右フォーク)
ボルト400×1(予備としてDHバーにつけたマウントに設置)
800と400のこだわりは特に無いです。
手持ちで長時間使えるやつを上から順に選んだだけです。
・リア
タイト×2
点灯時間が90時間なので、電池入れ替えの手間を省くために。
その他
GPS
ガーミンetrex30でナビ、ガーミンedge530でスピード等の確認。
edgeはレックマウントにとりつけて、etrex30はステムにつけています
バーテープ
OGKのBT-09という厚手モデルで4mmです。
前回の1,000kmでも手のしびれが無く好感触だったので、続投です。
ドロヨケ
SKSのフェンダーをつけています。
以前はBBBのフルフェンダーをつけていましたが、セッティングがタイトで、取り外しがめんどくさいので、ゴムバンドで巻き付けるタイプにしています。
ボトル
エリートの950ml×2
ミラー
エンドキャップにジルベルソーのミラーをつけていましたが、スタート前に紛失
ポンプ
トピークローディ
残念ながらなんどかお世話になりましたが、しっかり空気が入ります。
ブレーキシュー
BBB ウルトラストップ
雨が降ればモリモリ削れますが、ガチっと止まる優秀なやつです。
装備面では特に奇をてらわず、普通な感じに仕上がっています。
一番大事な装備が
いろんな国の人が走るので、R250のリフレクターにマジックテープで日本のワッペンを張り付けています。
そして最も重要な、初ブルベあたりからずっと一緒に走っていたモンベルの熊ちゃんです。
熊ちゃんはストラップでサドルバッグにつけています
BRM715近畿1000km大阪②
市街地と信号峠
清滝峠まで市街地を走ります。
信号のストップ&ゴーは焦れば地味に体力をもっていかれるのでゆっくり進み、清滝峠に到着。
ブルベで走るのはいつもと違う感じがしますが、ゆるゆると登ります。
清滝峠を越えて、奈良県に入ります。
20km地点のチェックポイントでカフェオレを飲んで糖分補給。
…もっと糖分補給に適した物があると思いますが、気分です気分(笑)
ここでも市街地を走るので信号峠が続きます…
途中でホテル街を駆け抜けて市街地を走り、60km地点のPCに到着。
ここから山の中に入り、次のPCまでの140kmはまともな補給ポイントが無いためか、がっつりご飯を食べる方もちらほら。
自分はブルベ中食いすぎてブルベ以外であんま食べたくない薄皮アンパンをもしゃもしゃ食べて再スタートします。
市街地から登りに
次のPCまでの間にシークレットPC(当日発表されるPC)の道の駅十津川までひたすら登ります…
時刻は夜の3時頃…山の中の景色はあまり変わらず、他の参加者ともバラバラに…
一人で登っていると、疲れよりも眠気が…
今回は夜スタートなので、スタートギリギリまで仮眠するためにスタート地点近くに車で移動して車の中で仮眠するというクレバーなプランを立てたのですが想定外の出来事が…
車(軽)が狭い&緊張でなかなか寝れないという事件が発生
がっつり寝不足のおっさんの出来上がりです(^q^)
眠気に抗いながら進むと夜が明けてきてなんとか道の駅十津川に到着…
主催者のいる有人PCで、差し入れのおにぎりをもらいます。
爆裂に眠気が襲ってきたので、我慢できずにベンチで10分程仮眠。
主催の方と色々話をしながらおにぎりを食べます。
自分が勝手に師匠と呼んでいる人がギックリ腰で清滝峠でリタイアしていたり、出走した人のほとんどが、もう通過していると…
順位を競うものではありませんが、みんな早すぎる…
まだまだ先は長いのに…
補給と休憩と仮眠ができて少しリフレッシュしたのでリスタートします。
忍び寄る雨
十津川までの登りが1日目一番の登りなので、次の新宮のPCまでは下り基調、さらにそこから峠はあまりないのでここで一気に時間を巻き返すためにスタートしますが、ついに奴がやってきました…そう。
雨です。
新宮までもってくれると思ったのですが、残念ながら雨が降ってきました。
モンベルの雨具上下とシューズカバーを装備してスタートしますが…
普通に本降りの雨です。
雨具着てるから雨でもヘッチャラ☆とかじゃなくて、シンプルに嫌です(’・ω・`)
下り基調ですが、無理せず安全運転でゆるゆる進みます。
雨脚が弱くなるときもありますが、すぐに振り出すので雨具を着たまま走り、なんとか190km地点の新宮のPCに到着。
見覚えがあるコンビニだと思ったら、別のブルベでもPCになってたコンビニでした。
他の参加者もちらほらいて、コンビニの軒先で朝ご飯を食べてます。
自分はとりあえずコーヒーで一息ついてから出発。
そう!数キロ進んだところにマクドナルドがある事を事前に調べていたのです。
「朝ごはんは朝マック」というクレバーでマーベラスなプランを立てていたのでプラン通りPCでの休憩は最小限にして先に進みます。
…ハッシュドポテトってなんでこんな美味いんやろか……
BRM715近畿1000km大阪①
久しぶりのブログです。
2022年の目標の「1,000kmブルベの完走」ですが、なんとか完走できました。
定期的に降る雨と市街地の信号峠がかなり厳しかったですが、楽しい3日間でした。
走ってる間は地獄の3日間ですが。
装備
途中のフォトポイントの写真ですが装備はいつもの装備です。
・サドルバッグ(レベレイトデザイン ビスカチャ)
・フレームバッグ(レベレイトデザイン)
予備チューブとキューシート等の紙類
モバイルバッテリーと、プロテクトJ1(肌に塗るクリーム)
結束バンド・ビニテ・携帯ハサミ・トピークの携帯チェーンツール
クイックショットの5種類入ったブルベセット
このフレームバッグはしっかり浸水するのでジップロックで防水(笑)
・トップチューブバッグ(レベレイトデザイン)
補給食と替えの単三電池
磁石で開閉するタイプなのでとても便利です。
・ツールボトル
チューブとパンク修理セット
・ライト
フロントはキャットアイのボルト800が1灯とボルト400が2灯。
リアもキャットアイのタイトが2灯。
タイトは単四電池2本で点灯120時間のバケモノみたいなスペックなので、バッテリー問題を解決できます。
装備はいつもとあまり変わらず。
今回は雨予報だったので、BBBのフルフェンダーをフロントとリアの前部分のみ装着。
サドルバッグがリアフェンダー代わりになってくれました。
走行プラン
走行プランとしては予めホテルを予約して、各ホテルに着替えとモバイルバッテリーとパンク修理キット等を宅急便で送って、帰りは最寄りのコンビニで自宅に送り返すという金にモノを言わせるスタイルです(笑)
少しでも今回の目的「完走」に近づく為なら金で周りを固めていきます。
印象最悪ですね(’・ω・`)
1日目 大阪~和歌山の海南市までの約420km
3日目 舞鶴~大阪の約280km
今回のコースは大阪市内をスタートし、奈良市内を抜けて和歌山の串本に行き、和歌山市内を抜けて大阪市内に戻り、琵琶湖をぐるっと回って…なんか京都の舞鶴とか兵庫の山とか色々で1000キロです。
文章にするとややこしい(笑)
スタート
エントリーが50名、出走は30名とのことで、天気予報では和歌山あたりで確実に強めの雨にあたるので、出走しなかった20名は正常な判断力を持っていたのでしょう(笑)
ブリーフィングでは
・かなりの長丁場なので無理はしない様に
・GPSのルートの数か所は自転車走行禁止の所があるので迂回するように
キューシートにも記載されているのでGPSは大丈夫です。
グーグルのストr-トビューで予習したし!(笑)
ブリーフィングと車検を済ましていよいよスタートです。
いつも練習で登っている峠なので安心感のある峠です(笑)
まだまだ始まったばかりなので力を入れすぎずに抑えて走ります。
BRM305近畿300km泉佐野②
前回のあらすじ
・序盤は順調に進んでました。
・明け方のダウンヒルがえげつなく寒い((((゜゜))))
ざっくり言うと2行で終わる内容を書いたやつが下の前回の分です
自動販売機(と書いてセーフゾーン)を求めて
昔600kmブルベで落車した場所をクリアして、自動販売機を探しながら下りますが、
反対車線の自動販売機は止まりたくないというマイルールが炸裂して中々止まれない(笑)
鼻水も止まらないのでグローブのタオル生地の部分はカッピカピです(笑)
しかもチョコが売ってる!!
チョコと暖かいお茶を買って一息つこうと思い、個包装のチョコを開けて…
指先に力が入らない…?
寒さか何かで指に力が入らないので、両手のひらで押さえて、歯で千切って開封!
日の出を見ながら、温かいお茶とチョコで一服…
何をしてるんや……(((・ω・)))
今回のブルベで一番「生」を感じた瞬間でした。
朝の8時頃には次のポイントの道の駅きつつき館に到着。
ここで他のランドナーと会うことができて、「ここまで寒くなるとか聞いてない」と言いながら少し休憩。
少し行ったところのコンビニで朝食を食べながら休憩。
梅おにぎりうめぇ……
和歌山満喫!グルメライド
明け方の気温以外は特に問題なく、サクサクと進みます。
フォトポイントでは無いですが、道の駅のマンボウで気になるものを発見。
マンボウの串焼き!
味付けは塩コショウのみで、鶏肉みたいな味で食べやすい!
ササミみたいな歯ごたえと、ホタテみたいな歯ごたえのところがあって独特な食感でした。
210km地点 道の駅海山
残り90km程ですが、それなりに時間に余裕もあるため、サンマのかば焼き丼を注文。
大根おろしが良い味だしてて美味い…
気が付いたらペロリと食べてました。
家用の土産を買ってサドルバッグに突っ込んでリスタート。
強めの向かい風が強くてすごい
機材トラブルも無く、最後の登りを超えて太平洋側に出ると…
向かい風がすごい…
橋の上とかでも横風とかで煽られるしで危険が危ないレベルの風でした。
風が吹く度に風に向かって絶叫して向かい風と勝負してました。
ゴール付近の橋杭岩
海岸線で向かい風がきつくて、ゆるゆると進み、16時間40分くらいでなんとか到着。
ゴール受付でドロップバックを受け取り、ホテルに到着。
シャワーを浴びて、気になっていたお店に…
串本駅近くの萬口(まんごう)の鰹ご飯セット。
鰹漬け丼と鰹茶漬けと卵かけご飯が味わえる満腹セットです。
走り終わった安心感もあり、とにかく美味い…
ホテルに戻って、お土産を買って、不要なものと合わせて宅急便で配達。
大浴場でリフレッシュして翌日の200kmに備えるために早めに就寝しました。
今回の300kmは途中の寒さと爆風向かい風が想定外でしたが、グルメも満喫できて楽しいブルベでした(^^)
BRM305近畿300km泉佐野①
久しぶりにブルベに参加しました。
大阪泉佐野~和歌山串本の300kmと、帰りの串本~泉佐野の200kmの合計500kmの2日間でした。
久しぶりのブルベは楽しかったけど、向かい風が本当にキツかった…
どれくらいキツいかと言うと向かい風に対して「ぁぁあああ!」とまぁまぁな声量で威嚇できるようになるくらいのキツさでした。
300kmブルベは泉佐野から和歌山に入り、奈良県の吉野に向かい太平洋に出て、本州最南端の串本町フィニッシュというルートです。
天気予報では気温も穏やかで春の陽気、春一番が吹くかも?といった内容でしたが、泉佐野ブルベはいつも寒暖差にやられているので(笑)普段通りの冬の服装です。
スタート地点
今回は0時スタートなので、仮眠してからスタート地点に。
ブリーフィングでは特に変更点も無く、夜間なので車に気を付けてと主催者から言われスタート。
今回はPCが写真や、クイズといったコロナ対策を徹底した内容のため、適宜コンビニ休憩を挟みながら走りました。
ナイス&スムーズなスタート
〇47.8km フォトポイント 道の駅 柿の郷くどやま
泉佐野発着ブルベではよく前を通っている道の駅です。
次のポイントが86km地点ですが、途中のコンビニで休憩。
ここで一緒に走っていた方と離脱。
缶コーヒーで一服してから、ゆるゆるとスタート。
夜の紀ノ川沿いを走ります。
〇86.1km フォトポイント JAならけん吉野郷支店
大きな登りも無く淡々と走ります。
時間は午前3時40分頃…少し肌寒いけど大丈夫大丈夫!と補給食のラムネを食べながらスタート。
大自然の驚異~温度編~
3つめのポイントまでは80km程度離れて山岳区間を挟むため、ゆるゆると進みます。
…
……?
寒いな……
冬用グローブも汗ばんでか指先が痛くなってきたので、ふとサイコンの温度を見ると
-4度?!
最低気温5度の予報どこいった状態でしたが、何度見ても温度は変わらず。
体は熱いのですが、中々に体力を消耗してる気がする…
ラムネを多めに食べてブドウ糖を補給しつつ暖かい缶コーヒーで暖を取ろうとコーヒー休憩うぃすると…
手すりが凍ってる……
時間は午前5時頃…まぁ、寒さは今ぐらいがピークだろうとそのまま登りに突入。
写真は高見山の下りでの夜明けです。
以前この下りで落車したなぁ…と思い出しながらダウンヒルしますが…
氷点下のダウンヒルはヤバいです。
一撃で指の感覚がなくなります。
途中で止まっても寒いだけなので、とりあえずいけるところまで走って自販機休憩…
自販機が見つからない(:;)
ニットーのシートポスト
今年はブルベにほとんど出ていません…
それとなく近くの山を登ったりしていますが、ロングライドしてないのでそろそろ過去ブルベのトレースか琵琶湖か淡路島1周したいですねぇ…
このブログはブルベの記録と、誰得なパーツのインプレを書くことがメインなので誰得でマイナーなインプレをしようかと…
そう、シートポストのインプレです。
結論から言うと、ニットー縛りでシートポスト買うならS-92かs-83にしましょう。
レトロ感と見た目重視ならS-65一択ですよ(笑)
ニットーのシートポストS-65とNJ・SP-72
2023年に創業100周年の日本のメーカー日東(ニットー)さんのシートポストです。
メイドインジャパンの技が光る1品です。
日本製で何が良いて?なんかこだわってる感でるじゃないですか(笑)
S-65とNJSP-72の違い(見た目)
右がS-65です。左が今使っているNJSP-72(以下、SP-72)です。
数字はニットーの周年モデルらしく、65周年記念と72周年記念らしいです。
S-65はサドルのクランプ部分のアーチがとてもスムーズです。
一部のマニアはニュッとしたあたりを見ながら白米が食えるみたいです。
SP-72は段差がゴリッと出ていて、武骨な感じで漢気を感じます。
シートポストの刻印も結構違います。
パキっとしたS-65と、ゴリッとしたSP-72(語彙力)
また、SP-72は名前からもわかるように(?)NJS(競輪用)規格のシートポストです。
NJSパーツを見てニヤリとする人は競輪繋がりでピストバイク・トラックバイク乗り系に多い気がします。
ピスト、トラックバイク系ショップブログでは「NJSは厳しい品質管理をクリアするので高精度、高品質~」という話を聞きますが、どこまで本当なんでしょうね?
高精度、高品質=軽量なのか、頑丈なのか、高価なのか。
…誰もシートポストにそこまで性能云々は求めないと思いますが(^_^;)
S-65とNJSP-72の違い(クランプ部分)
クランプ部分が一番違いが出ていると思います。
S-65がボルト1本締めに対して、SP-72は2本締めです。
サドルの固定力と調整のしやすさは2本締めの圧勝です。
1本締めは1発で決まれば気持ち良い…ですが1発で中々決まらないし決まっても、まぁまぁな確率でずれます。
乗ってたらサドルが前上がりになります。
少なくとも自分のやつは本気で締め込んでもずれました(^q^)
S-65とNJSP-72の違い(その他)
ニットーのHPにオフセット等の数値の違いは乗っていますが、写真を撮って見つけた違いがありました。
そう!
右のS-65と左のSP-72では厚さが違います!
(写真の撮り方で直径が違うように見えますが、両方27.2mmです)
という事はS-65の方が耐久性はあるんでしょうか??
まとめ
冒頭にも書きましたが、ニットー縛りならS-83かS-92(2本締めでSP-72よりも安い)で良いと思います。
ただ、アルミのシートポストならトムソンもかっこいいですし(オフセット版は調整しにくいですが…)、軽さ重視ならカーボンシートポストあるし、あえてニットーを選ぶなら、見た目で決めても良いような気がしますけどね(^q^)
……?
衝撃吸収性?剛性?
そんなの解るわけないよ!!
ブルベで夜通し走ったらケツはもれなく痛くなるよ!
アルミパイプの違いが解る人がいる?え、なにそれ怖い(・ω・)