Wレバーと忍者巻き
新年初ブログです。
新年はまだ解るんですが、新春って1月に春とかどこの日本だよと思ってグーグルで新春って入れたら、予測変換で「新春 春じゃない」がすぐ出てきました。
旧暦だと春あたりだったらしいよ的な感じらしいですね。
良い感じに迷走してきたので本題に戻しましょう。
年末にWレバー化とか忍者巻きとか騒いでましたが一応走ったりしてきました。
忍者巻き自体は時間をかければできます。
自分は2日かかりましたが(笑)
あと、ネットを見てると「コットンバーテープにセラックニスを塗って耐水性・耐久性を上げ、独特なツヤ・色を~」みたいな記事があったので、それもやっちゃいました。
セラックニス
セラックニスについて調べるとカイガラムシ由来のニスで昔からある、自然なニスらしく、往年のランドナー・ツーリング車に他にもアンティーク家具やギターにも馴染み深いニスの様です。
自転車ブログでは耐水性に優れ~と書いてある一方、アンティーク家具とかのブログを見てみると耐水性には劣るため、水の入ったコップを直接置かないでくださいと書いてます…
そこで、耐水性・耐久性に優れ、ホームセンターに売ってたアクリル油性ニスを購入。
予定としては、
コットンもアクリルも見た目一緒ですが、アクリルバーテープの方が気持ち厚め。
布系バーテープの長所でもあり短所でもある、薄さは忍者巻きで2重にして厚めに巻くと言う頭脳プレーをやってやろうと思ったんですが…
結果を先に書きますが、忍者巻きはともかく、バーテープへのニス塗りはおすすめしません(笑)
バーテープ巻かない方がマシじゃないかレベルで固いです。
それでも塗りたいなら、白の布系バーテープを普通に巻いて油性ニスではなく、セラックニスを塗る方がしっくり来ると思います('・ω・`)
以下、時系列でざっくりと。
1日目
2日間かけて忍者巻きを終了。
同じ色使いで「こなれたオシャレ感」演出を目論むも、よく見て忍者巻きと解るレベルに…。オシャレは難しい。
ニス塗りしてない状態で50キロ程試走に。
忍者巻きの、どこをどう握ってもグリップする感覚は新鮮。
コットン系特有のダイレクト感も2重巻きのおかげか気持ち角が取れた感じ。
角が取れたと言っても、手への衝撃はかなり健在です。
「これでブルベとか何のバツゲーム」という不安が頭をよぎりますが、たまたま寄った自転車屋さんのお兄さんの「忍者巻き初めて見ました!!すげぇ!」
の一言に気をよくする。
2日目
ニス塗り開始。
耐水性という意味では、雨天を考えれば実はいいんじゃない?と言う気持ちも。
バーテープの色は紺色でニスは透明。
「レストア、昔の再現では無く、あくまでも現代的なアプローチを」と良い風に考えて悦に浸りながら2度ほどニスを塗って終わり。
明日が楽しみ(^^)
3日目
様子がおかしい。
ニスは乾いてるけど全然ツヤがない。
バーテープの毛羽立が目立って、紺色の肉巻きポテトみたいなビジュアルに。
毛羽立ちがカチカチになって握ると痛い(笑)
やすりがけして表面を整えてニスを塗っていくことに。
やすりがけしてニスを塗って今日は終了。
4日目
予想以上にテカりだす。
紺色のはずなのに黒光りしてる。
黒光り具合なら、ハンドル以上にテカってる…。
表面も滑らかで最初のグリップ感が嘘のよう(笑)
毛羽立ちも消えて、ツヤが無駄に出て、肉巻きポテトからボンレスハムみたいなビジュアルに変化。
…まだ焦る時間じゃないと言い聞かせ仕上げにニスを塗り終了。
できあがり
まぁ…あれですよ。あれ(笑)
無駄に地味なできあがりです。
片方2本必要だと思ったら、1巻き余ってしまったので、ニス塗り前後の色の違いです。
肝心の機能性ですが、クッション性とグリップ性はニス塗りによって消えました。
ハンドルそのままとほとんど変わりない固さです。
この状態でも30km程走りましたが…
気が付けば家でバーテープをむしりとっていました(笑)
忍者巻きとニス塗りはまとめてやると主張が激しくて見た目あまりよろしくないですねぇ