シマノとスギノOX901D Classic Compact
自分の自転車はコンポは基本シマノです。
今までは、5800の105を使っていました。
性能面での不満は一切無いです。
でもね、クランクの形がね、個人的に残念なんです。
カーボンフレームにはマッチすると思いますが、クロモリには…て感じで。
シリアスな走りをしないんで、パーツが見た目とかで決めてます。
イメージはクラシックな感じ、でもレトロすぎないクランク。
SPIRIT OF JAPAN(箱に書いてた)のスギノのOX901D Classic Compactの黒にしました。
スギノのOX901のメリットはかなり小さな歯数が用意されていて、最小ギアは
44-30Tというシマノには無いラインナップです。
ちなみに自分は50-34T(スプロケは11sの11-32t)のコンパクトクランクさんです。
もちろんシマノにラインナップされてます。
まぁ、見た目で選んだSPIRIT OF JAPANです。
個人的なスギノのメリット
・シマノが作っていない鬼コンパクトクランクが欲しい…!
・最近の4アームクランクは見た目が…
・俺は私は人と一緒はいや!
て言う人以外には買う理由が無い気がします。
逆に個人的に感じるSPIRIT OF JAPANのデメリット
まず、何よりも値段が高いです。
大体4万円です。
デュラより安いけど、アルテより高いです。
金銭感覚は人それぞれですがwiggleだと105の5800クランクが12,000円くらいです。
105の3倍以上の値段ですが、3倍も速くはならないです。
後、個人的に一番のデメリットが1つ。
訂正2017/12/8
BBの規格ですがホローテック2と、IDS24って同じ規格なんですね…
試しにシマノ用のBBに突っ込んでみたらギチッと入りました…
すいませんでした。
あと、剛性とかも巷では「シマノより固い」と言う噂ですが、解らずでした(^q^)
でも、ブルベで知り合った人は「デュラエース(その人は9000)クランクは固すぎて、ファストランなら良いけど後半は足にくる」と言ってたので、敏感な人には解るのかなと。
クランクよりフレーム剛性の方が重要な気がしますが…
後、変速性能についてですが比較対象として
クランクは105(5800)からスギノOX901D
スプロケは同じ105(5800)
ディレイラーは105(5800)からアルテ(6800)
以上を踏まえて…
何も解らない(^q^)
105も性能に不満も無いし、そもそも鈍感な自分にはあまり解らなかったです。
強いて言えばフロントシフト時にコンマ数秒もたつく感じ?
まぁ色々書きましたが、自分は満足してます。人には勧めないけど。
シリアスライダーでも無いので、見た目で選んで楽しんでます。
ロードレースは速さが正義で、レギュレーションの中で速さを追求した結果の1つがカーボンフレームに4アームクランク、電動コンポだと思います。
でも自分はレース走らないし、車が通る公道の端を走っているわけで、好きな自転車で安全に走って、休憩中に自転車を見てニヤニヤして、無傷で家に帰る事が大事なので、クロモリフレームにスギノのクランクを使ってます。
自分はよそ見運転で左肩のじん帯が切れて2週間入院したこともあるので(笑)
何を言ってるのか解らなくなりましたが、性能面なら間違いなくシマノで、見た目と雰囲気のエロさは個人的にシマノ以上のスギノだと思います。
fabric サドル乗り比べ
休日になれば、台風が来る…。
来週の3連休こそ晴れればいいなと思いながら自転車をいじっていたら、BBを破壊しました。orz
アマゾンさんでセラミックBBを勢いでポチったんで、届いたら感想でも書きます。
以前はブルックスの革サドルを使っていましたが「リベットが痛い」「雨が怖い」と言う理由で脱革サドルを計画。
「そこそこリーズナブル、個性的かつシンプル」で探したところ、ファブリックのサドルを発見。
気がつけば4種類使っていたので、個人的な感想を書いていこうかと。
fabric SCOOP RADIUS CELL
革新的度 ★★★★★
クッション ★★★★☆
圧迫感 ★★★★☆
かなり近未来感強めです。
車が空を飛び、タイツみたいな服を着てるのに黒電話的な昭和の未来感が漂ってます。
大好物です。
某エアマックスと同じ技術のエアが入っています。
これで琵琶湖1周ちょいで370km程乗りましたが、痛みは無かったです。
1,000kmブルベでも使用されている方もいました。
ボリューミーなサドルです。BBを破壊した直後なので、爪の汚さが(笑)
クッション性はフワフワでなく、ガチガチでも無い、芯のあるクッション(?)みたいな感じで、お尻の形に絶妙にフィットして尻全体で荷重を分散してくれます。
優しい乗り心地ながらも芯があるので、お尻をサポートしてくれます。
ただ、自分は体重が85kgの重量級なので、両サイドが結構しなる印象が。
柔らかい丸太に乗ってる気分になります。(笑)
股間の圧迫も優しめです。優しくケツ全体(股間含む)を圧迫してきます(笑)
重量級ライダーには丸太感が強くなるかもです。
fabric SCOOP LINE
見た目 ★★★★☆
クッション ★★★☆☆
チープ感 ★★★★☆
股間の圧迫から逃れたい紳士の理想郷、溝付きサドルです。
デリケートゾーン部分に溝があるんで、股間の痛みはほぼありませんが…
溝の横のクッション部分、結構エッジが効いています。
自分は100kmぐらいで、エッジ部分に触れる所が痛くなりました。
そしてこのサドルを使う上で一番の問題点が…
今まで股間(N道あたり)が痛くなったことがなかったから、こいつのメリット
活かせない(’・ω・‘)
後はライン部分が結構チープです(笑)。
fabric SCOOP FLAT&SHALLOW
見た目 ★★★☆☆
クッション ★★★☆☆
雑兵感 ★★★★★
FLAT(写真のやつです)とSHALLOW(もうちょいアールが付いてるます)
2つまとめてしまいました。
理由は簡単、対して違いが解らなかったからです(笑)
どっちかと言えばよくお尻動かすなぁ、ならFLAT。
ほとんど尻動かさないせ!ならSHALLOW、くらいのノリでしょか。
クッションあるんであんま解りませんでした(笑)
写真の通り今はFLAT使ってますが、クッション性も普通で見た目も特徴が無いです。
初めて乗った時も「よし!乗るぞ!…うん。…まぁ、サドル…やな」
みたいなただ、そこにある感(笑)
ぶっちゃけ「ここがスゴイ!」的なところは特に無いです。
逆に、悪いところも全然思い浮かばないです。
初めて乗るのにしっくり来る、かと言って「何がスゴイの!?」と聞かれると思い浮かばない。んー、良いのに何て言っていいかわからない…
値段も1万円切ってますし、誰にでも会う良い意味で普通のサドルだと思います。
個人的にはレールもブランド名も全て黒のミニマルデザインが結構お気に入りです。
FLATにした理由も黒がFLATしか置いてなかったからだった気がします。
カラバリも豊富で、値段も手ごろなんで、試してみるのもアリだと思います。
ちょっと大き目の自転車屋さんなら、fabricの試乗サドルもある思います。
自分もFLATとSHALLOWは試乗しましたし。
まぁ、ブルックスの革サドルに比べたら極上の乗り心地ですよ(笑)
TrueStart Heroバーのインプレ?感想?
ロングライドで補給食としてエネルギーバーを良く食べてます。
コンビニで休憩しながら何か買ったり、羊羹を食べたりすれば事足ります。
しかし、自分はエネルギーバーを食べます。
理由はシンプル。
エネルギーバー食べながら自転車乗るのって、本気っぽい。
まぁ、雰囲気です(笑)
で、海外通販サイトのwiggleで買ったエネルギーバーの感想です。
TrueStartのHeroバー(コーヒーアラビカ味)です。
12本で2,500円程度なので、1本210円前後です。
成分はwiggleにもありますがこんな感じです。
エネルギー 199kcal
たんぱく質 5g
カフェイン 95mg
カフェイン95mgは多いの?
カフェインの一時的な過剰摂取で亡くなってしまう方もいる昨今
95mgって実際どうなん?て感じですが、
ざっくりコーヒー1杯分らしいですね。
なので、連続して食っても大丈夫なはず(笑)
味・食感
個人的には、ある意味成分よりも大事なポイントです。
ちなみに自分の味覚は「美味しい」か「とても美味しい」の2通り
しかない貧乏舌です(^q^)
味は甘さ控えめでほんのりコーヒーの味がして意外にいけます。
海外らしい「コーヒー風味」がしますがしつこくありません。
補給食って、甘いか甘酸っぱいしか無い気がするので。コーヒー味は
気分転換にもなります。
食感はかなり特徴的です…
オーツ麦とかの、結構大き目の穀物が自己主張してます。
少ししっとり(気持ち少しねっとり)した食感の中に麦が潜んでます(笑)
ブルベ中に使った感想
カフェイン入りの真価を発揮できるのは夜通し走るブルベ中でしょうと言う事で、
徳島1,000kmブルベに投入してきました。
シチュエーションは、2~3時間くらいしか仮眠していない2日目の夜。
カフェイン日和です(笑)
確かに目が覚める(気がする)!
コーヒーの風味が甘ったるくなくて美味しく食べれます。
一番びっくりしたのはその食感です。
オーツ麦一つ一つを噛んでいると目が覚めます。
カフェインと少し歯ごたえのある食感で意外にも夜はいけました。
そんないらないだろうと思って、ドロップバッグにも入れてなかったので食べきってからは、睡魔との闘いでしたが(^^;)
気分転換に良い感じです
お菓子的に食べると食感が独特ですが(普通はお菓子みたいに食べない)
補給食で食べるとオーツ麦の歯ごたえが眠気覚ましになって少しスッキリします。
羊羹然りエネルギージェル然りやたらめったら甘ったるいのが多いですが、甘さ控えめで少しビターな感じは中々いけました。
wiggleのPBのエネルギーバー(ベリー味)より早く減ってます(笑)
BRM1006徳島1,000kmまとめ
↓前回↓
何とか完走した1,000kmブルベ、ゴール受付は眉山を登った先のかんぽの宿。
みなさん最後のヒルクライムを楽しんではります。
自分はタイヤも頭もおかしい状態だったので、眉山ヒルクライムはせずにひとまずホテルに。
チェックインの15時まで2時間程あったので、フロントで爆睡。
チェックインしてシャワーを浴びてリフレッシュします。
眉山にはロープウェイがあるらしく、観光も兼ねてロープウェイに。
○ロープウェイ乗り場からの風景。
徳島ではマチ☆アソビと言う祭りをしており、アニメとタイアップしてとても賑やかでした。
ロープウェイ乗った時に貰ったアニメのポスターを見ず知らずのアニメ好きそうな人に無理やりプレゼントして(笑)祭り会場でご飯を食べます。
・ラーメン茶漬け(スープにご飯入ってるやつで美味しかった)
・徳島ラーメン(やさしいしょうゆ味で美味しかった)
・半田そうめん(太目のそうめんで美味しかった)
食いすぎとか気にしない(^q^)
お店の人がきれいやったり、自分の頭がぼーっとして挙動不審になってました。
○かんぽの宿前の自転車たち
自転車の数だけ「工夫」と「正解」があって見てて楽しい。
受付でスタッフにブルベカードを渡してメダルを購入!
ついに1,000km達成です。
今回のブルベで学んだこと。
・「クロモリは疲れない」の謎
・防水は話半分に
・サイクルウェアはインナーが大事
・バッテリー関係は極力ストレスフリーに
「クロモリは疲れない」言いますけどね…
1,000km走れば多分何乗っても死ぬほど疲れる(笑)
クロモリの疲れないは結局解らずでした。
防水のフレームバッグに入れた物はジップロックに入れてないやつは
全部水没してました。
バッテリー関係は乾かしたら使えましたが、びしょびしょの電池を触った時は
「やられたー!」てなります。
個別の防水は大事ですね。
ちなみにサドルバッグは全く水没せずでした。
サイクルウェアはインナーが大事です。
モンベルのジオライン(今回は薄手)がすごい良い。
パールイズミの自転車用インナーも着たことありますが、ジオラインの方が吸水速乾のレベルが違います。
モンベルのジオラインとクールメッシュ(真夏用)は本当に良いです。
モンベルのインナーさえあれば、どんなジャージでも良いと思います。
真冬はおたふく手袋インナー一択ですが(笑)
今回、一番次に活かせそうなのが、バッテリー運用です。
ブルベはルール上「リアライトは点灯」です。
点灯になると大体のリアライトのランタイムは7~10時間。
一晩保てば良い感じです。
ただでさえ、フロントライト・GPS・スマホ・の充電、バッテリー交換がある中でリアライトも交換するのは結構めんどくさいです。
1晩づつ使うライトを変えて極力バッテリー交換を減らす。
地味ですが大事です。
フレームに付けれないリアライトはヘルメットにマウントしてました。
全部CATEYEなので、ブラケットは共通で場所換えも楽チンです。
何日も夜通し走ること自体レアケースですが。
後は睡眠とシャワーがとても大事ですね。
幻覚は楽しかったけど、意識飛ぶのは勘弁です。
メダル購入して眉山を降りて松屋で豚丼大盛を食べて(笑)すだちサイダーを飲みながら四国観光を楽しみ、就寝。
翌日は荷物をまとめて家に送り、フェリー出発まで徳島の自転車屋さんを散策。
ナカニシサイクルさんで後輪を修理してもらって、シオカゼストアさんでショッピング。
自意識過剰かもですが、マイクロモリ号を見るショップの人の目が少し気になります(笑)
四国はキレイな人も多くて景色も良いしご飯も美味しいしで楽しかったです(^^)
帰りのフェリーでは2015年PBP参加者のリラックマランドヌールの方と一緒になり色々と話しを聞いていました。
フェリーを降りて、電車に乗り換え。
乗り換えの天下茶屋駅あたりで人が多くなったのでそこからは自走で帰宅。
思い返せば楽しい記憶しかない!
今年のラストブルベでしたが、楽しいブルベで来年もまたブルベに出たいなぁ。
あわよくば、2019年のPBPも…
これからも、ゆるい感じでパーツのインプレしながら、ブルベ走りたいな思います。
○四国から連れ帰ったゆるきゃら達(笑)
BRM1006徳島1,000km⑤
↓前回↓
PC8出発後のスローパンクや、リムテープが伸びたりで、リアタイヤがガタガタになっていました。
パンクで空気が抜けているならどんどん酷くるのに、酷くはならないからパンクじゃない…
リムテープが原因で異常は出てるけど、今の自分ではリカバーできないから、とりあえず進もう。
でもパンクしてたらどうしよう…後、200kmくらい…800km走ったのに比べればちょっとやけど…
夜な夜な自転車を漕ぎながら、楽観的な心配性というめんどくさい性格のせいで思考がループします。
リムテープの青色がとても強烈で、眠気は吹き飛んでましたが、少し体がしんどくなったので、コンビ二でカフェオレ休憩。
その時に勇気を出して後輪をチェック。
ホイールがフレては無い…?
…タイヤが凹んでる!?
なんということでしょう!丸いタイヤの1部分が地平線の様に真っ直ぐではありませんか。
決めた、何も見てない(^^;)
原因はリムテープが変になって、一部空気圧が不足して形が変形してるんでしょう。
賭けにでて、リムテープを取ってビニールテープで応急処置するか?!
いや、やった事ないし、とりあえず今は進めるし変な事はせんとこう。
忘れようとしても規則的な振動で忘れることができません。
10月8日23:00頃 831.7km
フォトポイント 野良時計到着
観光名所なんでしょうが周囲は真っ暗です…
野良時計の地図がザックリし過ぎていて手前のビニールハウスか?とフラフラしましたが何とか到着。
他にも迷ってるランドヌールを発見したので、ライトを空に照らして合図します。
その後は近くの屋根付きベンチで20分程仮眠。
パンクさえなければもうちょい仮眠できたのに…
悔やんでも仕方ないので、再出発です。
次もフォトポイントで40kmほど先の室戸岬。
寝ぼけながら、補給食とコンビニで買ったブラックサンダーを食べて進みます。
途中で眠た過ぎて、周りに誰も居ない事を確認してから「あー!!」と声を出す。
…え、全然眠たい(笑)とりあえず奇声を発しながら進みます。
この辺も記憶が飛び飛びです。
10月9日2:45頃 878.3km
え?中岡慎太郎像の土台ですよ(笑)
数人のランドヌールとも会いましたが、皆口数少なく死人のようです(笑)
残り約130km、時速10kmでもゴールできる距離です。
「完走」の2文字が「DNF」よりも、ちらつき出します。
意識も飛び飛びなので、少しゆっくり寝ようとバス停を探すも先客ランドヌールが。
そのままちんたらと進んでいると、人生初体験が…!
幻覚です
さすがに写真には収めれないので下に雑な絵描いてます(笑)
幻覚体験順に…
①鳥
道路をつついてる鳥を発見。
「何か餌でもあるんかな~」と見てると鳥がこっちを向く。
消える。(・_・)
②犬か猫みたいなやつ。
目の前をヒュッと横切り消える。(・_・)
③人
数百メートル先の反射板の合間に人が歩いてました。
「もう4時5時やし散歩かな~?」
あ~、反射板に入っていった~(・_・)
大丈夫です。薬物はやってません。
見間違いとかでなく、目の前で透明になった鳥はビックリしました。
ちょっとテンション上がりながらも「そろそろやばい」と思い、屋根は無いけどベンチで仮眠。
「しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!」
何かが近づいてくる音が…
波の音か車の音か幻聴なのかはわからずですが、30分程で起床。
大丈夫です。薬物はやってません。
疲労と寝不足でなぜか無茶苦茶イライラして、ずっとイライラしながら自転車を漕ぎます。
意識も朦朧として、頭の中で誰かに走らされているという設定になってたり、今思えば一番正気を失っていました(笑)
900km地点あたりで、少し目が覚めてきて大き目の道の駅で休憩しながらコーヒーを飲みます。
ひとまず休憩して頭の中を整理します。
恐らく、夢を見ながら自転車漕いでたんでしょう(笑)目が覚めて海岸線を進みます。
10月9日7:10頃 937.3km
PC9 ローソン牟岐町中村到着
数名のランドヌールと一緒にイートインで朝食です。
外は天気が良すぎて寝れそうになかったので、イートインで30分程目を閉じます。
残り60kmとちょっと!事故に気をつけて走るぞ!と気合を入れて出発です。
峠を越えて、トンネル抜けて、坂を下って市街地に。
スピードとかどうでもいい状態です。
徳島市内は交通量も多く、自分も自転車もボロボロなので歩道を走ります。
少しづつ近くなる徳島市内の標識。
途中のコンビニで最後にエナジードリンクを体に入れて市街地を走ります。
10月9日11:50頃 1001.6km
トータル69時間ぐらいで1,000km完走しました。
感動、達成感よりも開放感が強く、無事に帰ってきてちゃんと完走した事に安堵します。
外はかなり暑くなっていたので、レシートを取得してからイートインで一服…。
後半に意味不明な体験があったけど、長いようで意識が飛び飛びなので短い冒険はとりあえず終わりです(^^)
BRM1006徳島1,000km④
↓前回↓
2週間近く経つのに指にしびれが…
ちょっと不安になるお年頃です。
PC6の雪の宿ではクローズの10時ギリギリまで仮眠をとって出発。
今走っているランドナーの中で最後尾あたりのスタートです。
シャワー+仮眠でかなり疲れが取れて、進んでいるとゆるやかな下り坂。
ずっとここを上ってきたのかと思いながら進むと、一人のランドナーに呼び止められる。
「梨、食べなよ!」
聞けば、水を買おうとしたら万札しかなく、両替するのもアレだから梨を買ったらサービスされすぎて食べきれないくらい梨をもらったから食べなよ!とのこと(笑)
DNFするようで今からゆっくり風呂を探すらしい。
朝食はドロップバッグに入れてた食べ物だけだったのでご厚意に甘えて爆食します。
朝食に新鮮な梨が食べれるとはラッキーだと思っていると横にはヤギが。
四国は不思議な場所でした。
口調が標準語なので、関東からの参加者かな?ラファの似合う渋めのランドヌールさんゴチです(^^)
後はずっと下り基調で四万十川を下ります。
10月8日12:00頃 678.1km
PC7 ローソン四万十中村大橋通二丁目到着
10時スタートで雪の宿からは40kmほど、良いペースです(^^)
昼ごはんで冷やし中華を買って食べようとするも具を地面にぶちまける大失態。
近くにいたランドヌールと笑いながら休憩します。
PCですが、ランドヌールはあまりいません。
みんな先に進んだのかな~とか考えながら、ぼちぼちスタートです。
貯金は2時間あるし、まあ大丈夫だろうと。
次のPCは120kmほど先の桂浜。
好天の中進みます。
10月8日15:30頃 道端の休憩所
四国はお遍路文化があって、休憩施設が整ってました。
写真みたいな場所が色んなところにあって助かりました。
ちなみに写真の場所で10分ほど仮眠しました。
高知、土佐間の峠を日が出てる間に越え、海岸線をすすみます。
10月8日19:00頃 790.5km
PC8ファミリーマート桂浜到着
順調に進みます。イートインで一服しながら、他のランドヌールと会話し、残り200km!と励ましながら進みます。
790km地点で残り200kmチャリで漕ぐとか頭イッてんじゃないかとか思ってますか?
すくなくとも自分はそう思います。(笑)
しばらくすすむと後輪に違和感が…(・・;)
スローパンクです。
ここからが地獄の始まりでした。
たまたまコンビニがあったので、焦る気持ちを抑えながらコンビ二の明りを頼りに原因を探すと幅1cmくらいの薄い鉄の破片が刺さってました。
とりあえず、破片を取って、チューブを交換しますが、何故か違和感が…
え?リムテープがはみ出てるよ??
焦りすぎて、タイヤレバーでリムテープを引っ張ってしまった様子((- -;))
疲労困憊の身にタイヤからはみ出るリムテープの青は刺激が強すぎて…
本当に意識が飛びかけました。
もう一度タイヤを外そうとするも焦ってうまくいかない。
焦る→うまくいかない→焦るの無限ループです。
軽く泣きそうになりながらタイヤを外します。
「落ち着け、落ち着け」と呟きながらリムテープを無理やり押し込みます。
「ここでDNFかな…よく頑張ったしなぁ…」
「いけるとこまで行こう、残り200km!DNFしたら、走った800kmはどうすんの?」
「こんな状態で200kmとか、意味が解らん」
色んな思考がグルグル回りますが、睡眠不足の頭ではまとまらず、とりあえず形になったタイヤに空気を入れます。
いけるとこまでは行ってみて、無理ならタクシーでも呼んでDNFかなと考えて出発。
30分ほどの出来事ですが、何時間にも感じられて気持ちが焦る。
焦っても、どうしようもないし落ち着け自分!と言いながら出発。
しばらく進むと気になる後輪の空気圧…
あぁ、何か空気圧、低くない?
携帯ポンプなので、もともと高圧まで入れれないにしても低く感じたので、再度空気を入れます。
またスローパンクしてたらリムテープえらいことやし、マジで終わりや…
そう思いながらの空気入れはスリリングでした(笑)
ある程度空気を入れて出発すると、新しい違和感が…
後輪がガタガタしてるよ(((:;)))
原因を突き止めても、リカバーできなかったらメンタルがやられるだけなのでとりあえず進む!
この後、約200km、ガタガタした後輪と伸びたリムテープとご一緒します。
タイヤガタガタの原因は?!睡眠不足と疲労困憊の先に見える幻覚!
まばらに飛ぶ意識!波の音?人の声?聞こえる幻聴!
次回!
人は800キロ自転車で走ると、幻覚を見るんです。
BRM1006徳島1,000Km③
↓前回↓
四国1周ブルベパート3です。
写真はマンモスの親子のオブジェ?です。
その地域の景色、グルメ…ブルベの醍醐味だと思います。
400km近く走ってもまだ写真を撮る余力があり、自分も成長したなと思いながらひたすらペダルを回します。この区間はお遍路さんもいて四国感マシマシです。
会釈しながらサクサク進みますが・・・
日が暮れるにつれ、寝不足と残りの距離でメンタルがやられてしまい頭の中を「DNF」の言葉が駆け巡ります…。
スピードも出ずたらたらと市街地を走っていると、気がつけば過去のブルベでもお世話になったデローザの方と合流。なんとか元気を分けてもらいました。
たらたら走っていた自分に気合を入れて再スタートです。
本当に助かりました。
10月7日19:20頃
483.7km PC5ローソン宿毛中央七丁目到着
ここでもデローザの人を巻き込み、どこで野宿をするかと言う話を無理やりふります(笑)
時間もまだ早いので、いけるとこまで行ってから寝るということで、このあたりから単独走再開です。
しばらく進むと道の駅宿毛を発見。
となりで酒盛りしてるおっちゃんに挨拶して一眠り。
多分、1時間くらい仮眠してコーヒーでも飲んで出発と思って自販でコーヒーを買ったら出てきたのはコカコーラ('・ω・‘)
四国ではコカコーラをコーヒーと呼ぶのかとも思いましたが、とりあえず出発です。
途中、何度も眠気が襲いましたがカフェイン入りの補給食とジェルを食べながら進みます。
途中のコンビニで休憩しようとしたら大量のカメムシが…!
店内に入るのも躊躇うレベルのカメムシ…(:o;)
目を閉じながら店に出入りして一服しているとタクシーの運ちゃんに話しかけられます。
「反射ベストの集団をいっぱい見たけどイベントですか?」
今から足摺岬に行って徳島まで行きますと説明。
自転車で行くと言った時の相手のリアクションが実は楽しみだったりします(笑)
眠気と戦い、途中の道で5分程横になったりしながら進みます。
10月8日00:40頃
546.1km フォトポイント足摺岬到着
真っ暗!
夕方に通貨した早い人たちによれば祭りがあったそうな。
真っ暗で何かわからない状態です。
写真は看板にフラッシュが反射してますが、トイレくらいしか明かりは無かったです。
とりあえず、階段みたいなとこがあったので仮眠します。
仮眠しますが、蚊の羽音で何度も目が覚めるし、風が強いしで仮眠もクソも無い状態なので、30分程でスタート。
次のPCは100キロも離れておらず、時間的にも余裕があるのでぼちぼち走り出しますが…
眠たい。
眠たいのに、林の中を進み、入り組んだジャングルみたいな以布利という箇所を通ります。
細い道で真っ暗でうねうねして…こんなところでも人が住んでいるのかとか、ガードレールないしやばいなぁとか考えながら進みますが、それ以降記憶が飛び飛びです。
コースミスはしてなかったですが、記憶があまり無い…
四万十川に着くと濃霧が出てます…
どんどん走る気力が削られます…どこからともなく出てくる「DNF」の文字…
とりあえず、夜中でリタイアするにしてもなんとかせなあかんという事で、近くのベンチで仮眠します。
すると、何台か集団になって走っていくランドヌールが見えました。
とりあえず、5分程仮眠を取ってその集団に追いついて四万十川を登ります。
初対面の方ばかりですが、一人で走るより気が紛れるしペースも上げれるしであまり近づきすぎて引いてもらってる感が出ないくらいの距離で走ります(笑)
朝方の四万十川を黙々と進みますが眠たい…
ただ、この先のPC雪の宿はルートがナビにも載ってないので、出来るだけ誰かについていきたい(笑)
なので見失わないように意識が飛び飛びですが、着いていきます。
途中の記憶が本当に無いです。
「後1時間…後1時間頑張れ」と自分に言い聞かせて2時間くらい…
限界が近づいてきたので車の休憩所を発見し、10分程休憩。
とりあえず、目がさえたのでカフェイン入りの補給食を食べながら進みます。
PC近くでランドヌールを数名見かけて後ろをつけていき(笑)何とか雪の宿到着。
10月8日7:00頃
634.2km PC6雪の宿到着
主催の方がバーベキューしたり味噌汁を作ってます。
少し食べて、雪の宿を確認すると、寝てる人がほとんどいない…。
雪の宿のクローズが10:00なので、後3時間は休憩できる!
とりあえず、ドロップバッグを受け取って着替えを用意してから、主催の方に断ってお風呂を借ります。
シャワーッ!ぎも゛ち゛い゛いいぃぃのぉぉ!
いや、ほんまね失神しかけるくらい気持ち良かった(笑)
バスタオルも拝借して、服も着替えて奥の部屋で布団を引いて仮眠します。
とりあえず、1時間半くらいでアラームをセットして横になると体中から何かが抜けていく感じが…
折り返し地点も過ぎたし、完走できそうやな~…
え?もう時間!?
一瞬で寝てました
ただ、布団とお風呂は想像以上に疲労を取り除きました(^^)
最後に、ライト・スマホをモバブーに接続してドロップバッグに入れてた補給食を詰め込んで、3日目くらいのスタートです。
1週間は経ったのにまだ両手がしびれてます。
それくらい(?)エクストリーム感ありました(笑)
↓続き↓